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居酒屋
某番組を観てて1軒の居酒屋を思い出した

地元広島の中心部にある目抜き通りの外れに一軒の酒屋があった
なんてこたない普通の酒屋
その店先の隣にガラスの引き戸がある
夕方になり暖簾がかかると開店の合図
ガラリと引き戸を開けると左側に奥へと伸びるカウンター
その先は思った以上に広く
数席のテーブルとさらにその奥には広めの座敷席

カウンターの向こうには美味しそうに湯気を上げるおでん
コレがほんとに旨かった
季節の酒肴も供される
タコ天が好きだった

二十歳の誕生日を迎えてすぐ
父に「今度飲みに行くか」と誘われた
法的に飲酒可能な年齢になるのを待って連れて行かれたのだ

初のサシ飲み
まさかそれから父が飲酒リタイアするまで
飲むたび喧々諤々の酒仲間になるとは思わなかった
(余談だが、飲まなくなっても居酒屋の雰囲気は好きでたまに連れてかれた)

それから何度もその店には訪れた
ほんとにいい店だった
時代の流れか数年前に閉店したと聞く
しかたのないことではある

今でも居酒屋に乗り込む時は、暖簾を上げ引き戸を引く瞬間
ワクワクと期待に包まれる

そして新たな記憶としてその店が刻まれていくのだ
あの父と初めて訪れた居酒屋のように
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